赤線協定が生んだ中東分割 1

こんな人に読んでほしい!

  • 中東分割に興味がある人
  • 歴史が好きな人
  • 石油について関心がある人

こんにちは!ななみです。

落合信彦さん著 『石油戦争』のブックレビューです✨

石油戦争(赤線協定編)

後世に大きな影響を与える出来事が、たった一人の人間の才気と判断によって生まれることは多くあるのではないでしょうか。例に漏れず、1928年に結ばれた赤線協定もその一つでした。この出来事は、当時オスマン帝国の一部であったアルメニアの出身でMr.5 %と呼ばれる男、カールステ・サルキス・グルベンキヤンによって引き起こされました。

石油の歴史は、実は意外と短いのです。

アメリカのペンシルバニアで最初に石油が発見されたのが1859年なので、この本の著作当時は120年しか経っていませんでした。しかし、その石油の歴史について著者はこう語ります。「短いながらこれほど変化とドラマ性に富んだ歴史はない。(中略)これらの要素のひとつひとつが積み重なって今日の危機を醸し出していると言って過言ではない。」と。

要素のひとつひとつを取り上げていたら、それこそ複雑になります。本書では、石油発見から現時点(1984年)に至るまで、ターニングポイントとなった5つの出来事が取り上げられています。その一つ目が「赤線協定」です。

「赤線協定」は大きく2つの意味を持つと考えられています。中東における西側諸国の影響力の行使と、石油メジャーのコントロールです。この協定は1948年に無効とされますが、それが持つ意味においては1973年まで変わることはありません。

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